株式会社ハラサワ様の取引先企業様向けのメールマガジンを執筆させていただきました。
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①『若者はここを見る!20年前とは大きく変わった理想の会社の絶対条件』
一般的に言う「良い会社」。上場していて知名度が高く、年功序列で給与が上がっていき、一生安定して働ける、そんな条件をイメージする方が多いのではないでしょうか。もちろん、そういう条件を「良い会社」だと思い就職する若者も一定数いますが、年功序列であることや安定している会社であること以外に、「良い会社」の条件とは何なのか。今の若者にとって当たり前となっている「良い会社」の条件を見ていきます。
●教育制度がしっかりしている
自分で学んで身に付けるというより、ちゃんと育ててもらえる会社かどうかを重視しています。会社でも学校と同じように黙っていても一から全部教えてもらえる、と思っている人が多いです。また、資格取得のための受検費用や研修費用を会社が負担してくれるのか、そんなことを気にしている若者も非常に多いと感じます。どれだけ教育制度が充実していても、覚えて身に付けるという努力は自分次第ですが、そこまで想像している人は少ないのが悲しいところです。
●休暇や○○手当が多い
休みがとりやすいかどうかはかなり重要で、週休2日は当たり前と考えている人も多数いることと思います。採用媒体サイトで年間休日数や有給休暇消化率で条件を絞り込んで検索をしている人もいます。住宅手当、皆勤手当、家族手当、近距離手当など何のためにあるかわからないような手当まで気にしています。住宅手当があれば会社の近くに住むのに、という意見も、仕事を遅くまで頑張りたいからではなく、通勤のストレスを軽減したいからという思いが強いかもしれません。休みも多くて、給与も高くて…、そんな夢のような仕事はなかなかないことでしょう。
●残業時間が少ない
働き方改革や過労死などメディアで取り上げられ、「残業=悪」というイメージを持っている若者たち。プライベートも充実させたいからという言い方をしますが、単にそこまで長く働きたくないというのが本音かもしれません。
●若手でも活躍できそう
仕事を頑張ってキャリアアップしたい、会社に貢献できる人になりたい、というモチベーションなら嬉しいですが、今の若者にとっては「同窓会で友人に自慢できることをしたい」「すごいと思われたい」「同期の中で目立ちたい」という欲求から良い会社の条件として選んでいます。SNSで「大型プロジェクトに関わっています」と言いながら、実はお茶汲みや書類整理だけしているなんてこともあるようです。活躍できるかより、自慢できるネタになるかどうか、の方が重要な要素になっています。
今の学生にとっての「良い会社」の条件、いくつ当てはまっていますでしょうか。社会人の皆さんにとっては、あり得ない、そんな会社ないよ、と思われるかもしれません。しかし、若者の価値観は以前とは変わってきているのです。その若者の視点で、自社の求人票の内容をぜひチェックしてみて下さい。